スコールズについて
あの栄光のトレブル98/99の翌シーズン途中から観戦をしているわけだが、その間誰が一番チームに貢献していたかというと(ダントツではないが)このポール・スコールズだと思う。
試合を見ていれば分かる・・・
スコールズがいるときといないときのゲーム内容の差が。攻撃のスムーズさが違う。
ユナイテッドが「いいサッカー」「魅力的なサッカー」をするための最重要人物がこのスコールズだったのだ。
個人的に02/03シーズンのリーグMVP
一見すると地味な選手に見えなくもないが、トラップ,反転速度,長短のパス,シュートなど基礎技術力が非常に高い。豊富な運動量で攻守においてチームに貢献する。ボールを追うのも上手くスコールズ自身がボールを奪わなくても見方にボールを取らせる守備もする。
スコールズの真骨頂は攻撃時に表れる。
決定機に必ずゴール前に現れゴールを奪う。ダイレクトミドルボレーの精度はトップレベル。ヘディングもけっこう強い。
それらに加えイングランド人としては珍しく頭のいい選手でもある。勝負どころが分かっている。*1
で 終わったばかりの04/05シーズン・・・
イングランド代表*2を引退して今シーズンを望んだわけだが9ゴールと数字的にはさほど悪くないものの,全体として出来は良くなかった。元気がなかった。
簡単にボールを奪われたり,簡単ななパスミス,トラップミスも多かった。それにゴール前に飛び出していく場面が少なかった印象もある。これはタイプ・役割・ポジションが少々かぶるスミスやルーニーの存在もあったと思う。
まぁユナイテッド自体のパフォーマンス(主に攻撃)も良くなかったが。
それにしても存在感がなかった今年のスコールズ。
まだ30歳。元々スピード・パワーなどの身体能力で勝負する選手でもない。チームの戦術・フォーメーションさえ決まればまだまだ活躍できると思う。
またギグス・ニステルローイとのゴールデントライアングルが見たい。