8日のイングランド対オーストリア戦を観ての感想
試合はランパードのPKによる1点を守りきっての勝利。勝ち点の関係でワールドカップ本大会の出場も決定したようだ。
試合内容的には、おそらく見ていた人すべてが感じたように「しょぼい」
前半はベッカム*1とクラウチ*2だけでサッカーをやっていたようだ。すなわち202cmのクラウチ目掛けてベッカムのロングフィード。攻撃パターンはこれ以外はセットプレーのみ。
オーストリアはなかなか技術も戦術もしっかりしていて強いチームだった。だがこのイングランドのサッカーの質の低さは喜べるものではない。
個人個人のキープ力がない。相手の選手に寄られるとパスを出すか、右利きの選手たちは右にかわすしかない。ドリブル、パスすべてワンパターンだ。意外性がない。ボールを溜めることができない。今日のメンバーでもそれができそうなのはクラウチくらいなもの。
サイドを抉る動きもない。サイドアタッカー自体がいない。この日いなかったショーン・ライト=フィリップスとアシュリー・コールくらいだ。サイドがないということはそれだけ相手も守りやすいということ。
ジェラードとランパードが機能しない。この2人にベッカムを併用するのは無理なのでは?次の試合でベッカムが出られないので新たな布陣が試される。
前から個人的に気に入らないのがオーウェン。自分なら使わない。たしかに点は取る。フォワードは得点がすべてとも言うが、オーウェンは本当にそれだけ。トラップとかボールキープとか基礎的なことができず流れを作れない。他の選手でもチャンスを与えれば点は取れると思う。使ってもらえてないだけ。同じようなタイプのダリウス・ヴァッセルやジャーメイン・デフォーの方がいいと思うんだけどなぁ〜。もうちょっとボール持ってくれるよ。
頭の中だけで理想を求めると
やはり中盤には守備力に長けた選手が必要。代表にはキャンベルとテリーというグレードの高いCBがいる。よってリオ・ファーディナンドを中盤にあげてディフェンシブハーフをさせる事ができる。これを含み個人的にベストフォーメーションを考えると
- ツートップがルーニーとデフォー
- ダイヤモンド型の中盤はセンターが前述のリオとランパード。右のワイドにショーン・ライト=フィリップス。左はジョー・コール。
- 4バックはアシュリー、テリー、キャンベル、ギャリー(しかいないかw)
- GKはポール・ロビンソン。
僕はサッカー観るのが好きだ
好きなチームもいくつかあるけど・・・。勝敗っていうのも気になるけど、やっぱり内容だよな。いい試合いいプレーが見たい。元々サッカーを好きになったのもそういうところから。戦争じゃなくてエンターテイメントなんだから。
負けてもいいよ。守備は弱くても攻撃的なのが面白い。テクニカルでトリッキーな動きが好きだ。
なんでそんな奴がイングランドサッカーの大ファンなのかは激しく謎だがw