クリスティアーノ・ロナウド

クリロナは加入した当時から高いテクニックと強靭な肉体を持っていて能力的には申し分なかった。しかし周りとの連携が悪く、ボールキープとパスの判断ミスも多くてあまり役に立っていなかった。魅せるプレーが出来て顔もいい。スター性抜群なんだけど、いつまでもユナイテッドにいないような気がしていた。(ラテン系の選手はイギリスに居付かない例が多いし)。
それが今シーズンに入ってからの突然の大活躍。予兆はあったもののそれを上回る鬼神の如き活躍。シーズンの長きに渡ってハイレベルなプレーを続けている。
まず彼はドリブルがすごい。過去にもスペシャルなドリブラーはいたが、あそこまで自由自在にドリブルコースを変えられる選手は見たことがない。一瞬「それは無理だろ」と思うような不利な状況からでも、素早くボールを動かしスペースを作り加速する。もはや1人で止めることは出来ない。
その次がシュート。シュートは実はそれほど上手くない。枠外に飛ぶことも多い。しかし一度枠内に飛べばその強力無比なシュートを止めることなど不可能。まったくデタラメな威力のシュートだ。人間じゃねー(笑)。


彼の一番恐ろしいところはここまで活躍しているのに「まだこんなものではない」と思わせるところ。以前に比べると周りの選手を使うのも格段に上手くなったし、チームもクリロナを使うのが上手くなった。しかしそれでも70%だ。クリロナ自身がシュートを打つよりパスを出した方が確率が高いと思うことも多い。
だがこのままでいい。
これが彼のスタイルだ。怖いもの知らずの若さでゴールに猛進して欲しい。100%チームにフィットするクリロナなんてクリロナじゃない(笑)。