たまにはこういう日も・・・

steelgray2007-10-25



今日は朝起きたらえらく体調が悪かった。ほとんど寝てなかったのもあるが。で、会社を休んでやった。たまになら許されるでしょw。
確かに体はだるかったので1日中寝てやろうと思ったが意外と寝れない。新調したパソコンの環境構築をする気も起きないw。そこで今日は1日中本を読んでいた。読んだのは長編小説「グイン・サーガ」の93巻から95巻の途中まで。買ってから3年位放置していたw。
この「グイン・サーガ」という小説は読んだ人なら分かると思うけど、完成度がその・・・あんまり高くない(失礼w)。確かに途方もない長さの小説で、登場人物も事件・出来事も多くて辻褄を合わすのに苦労するのはわかるけど、後で取ってつけたような設定だとかまるで少年誌のマンガのようだ(笑)。「もしもボックス」的(つまり何でもあり)な魔道の力でいくらでも物語を修正できるし、じっさいしてる。争い事や会話のスケールが場面によって文字通り農家と銀河くらい違うし(笑)。悪役はしゃべりすぎて貫禄がないし(その分愛嬌はあるが)。突っ込みどころを挙げたらきりがないというのがこの長編小説の特徴だ(激しく失礼w)。
それでも僕が高校生の頃から読み始めて90巻を超えるところまで読んでいたのは、この長い長い物語が好きだったからで、登場人物にも愛着がある。しばらく読んでなかったけど、いざ読んでみると意外と面白くて軽く2冊を読みきってしまったくらいだし。


ネタバレを含む感想を少し
93巻と94巻は面白かった。特に94巻「永遠への飛翔」は物語がこの巻で終わってもおかしくないくらいの内容だった。実際完全にグイン1人を主人公とする物語ならばそうなっていたかもしれない。謎と言われていた部分は大体は予想通りだったけど、グイン自身の心境の変化―というか決意した事が1番大きかった。
しかしやっぱりグインはいいね。性格が好きだ(笑)。グインが主役の巻は面白い。舞台も宮廷よりノスフェラスの方がいい。グインは辺境にいる方が似合う。
好きな主要登場人物はリンダ、イシュトヴァーン、カメロン、スカール、リギア、アムネリス、ベック公(渋い)、ヴァレリウス(昔)、オクタヴィア(イリス時代)、グラチーなどいろいろいるが(アルド・ナリスは好きになれない)、結局のところグインが1番かなと思う。
ただヤーンの御心(作者のズボラ)なのか、95巻途中時点でかなり久しく登場してない人物がいるのが寂しい。アレン・ドルフィスやアンダヌスはもう出てこないのか。鉄仮面は・・・。